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光度(こうど、)は、点状の光源からある方向へ放射される光の明るさを表す物理量である。 光束を光源を中心とする立体角による微分として表される。 光度はヒトの感じる量を表す心理物理量の一つである。 国際単位系におけるSI基本量の一つとして位置付けられており、次元の記号として J が与えられ、SI基本単位としてカンデラ(記号: cd)が定められている。 他のSI基本量とは異なり、光度はヒトが感じる量である。 == 定義 == 同じエネルギーの光であっても波長によってヒトは明るく感じたり暗く感じたりする。光度は波長ごとに視感度によって重み付けをすることで定義される。 波長 ごとの分光放射強度を とし、視感度を とすれば、光度は となる。 最大視感度を として、最大視感度との比によって比視感度 を定めれば、光度は と表される。 ヒトの感覚を表す視感度は人間によって異なり、同じ人間でも体調などによって変わってしまう。そこで、1979年の第16回国際度量衡総会(CGPM)において最大視感度に対する標準比視感度(標準分光視感効率)が定められた。人間の網膜には明るい時に働く視細胞と暗いときに働く視細胞があるため、標準比視感度には明所視標準比視感度と暗所視標準比視感度がある。特に断りなく標準比視感度と書かれている場合は明所視標準比視感度をさす。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「光度 (光学)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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